デンソー時代の開発実績|ハイブリッド車の熱設計でものづくり日本大賞を受賞
私がフリーランスの技術コンサルタントとして「伝熱設計」と「熱マネジメント」を専門分野に掲げている背景には、企業時代の具体的な開発経験があります。
在職中に取り組んだテーマのひとつが、ハイブリッド車用パワーコントロールユニット(PCU)の冷却設計です。
当時の課題はシンプルでした。「同じ体格のまま、出力を上げる」。エンジンルームのスペースは限られており、PCUを大きくすることはできません。しかし出力を上げれば発熱量は増える。この相反する要求をどう解決するか。
私たちが着目したのが「両面冷却」という発想です。従来は半導体チップの片面からしか熱を逃がせていなかったところを、両面から同時に冷却する構造を新たに開発しました。これによりチップ1個あたりの電流容量を大幅に向上させ、チップ数を40個から24個へ削減することに成功しました。
この開発成果は社内論文としてまとめ、後に経済産業省主催の**「ものづくり日本大賞」**を受賞しました。
技術の詳細は以下の論文をご覧ください。
【デンソーテクニカルレビュー掲載論文リンク】
現在私は、この経験をベースに中小製造業の皆さまの熱設計・熱マネジメントの課題解決を支援しています。「製品が熱くなりすぎる」「冷却設計をどうすればいいかわからない」といったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
